2020年07月14日

美しい日本を巡る旅(110)いわき湯本 「故郷・いわき湯本」



美しい日本を巡る旅(110)いわき湯本 「故郷・いわき湯本」 .


我が故郷が近付いたため、常磐道・富岡I・Cで一気に「いわき」へ向かう。
「いわき湯本」が小生の故郷である。

先ず、「いわき市」は当時は、ひらがなの地域名として珍しがられた。(小生は批判的である) 
昨今、多くの市町村が合併する際、さまざまな思惑から「ひらがな名」とした例が多いが、本市はその魁(さきがけ)といえる。 
そして、2003年4月までは日本一の面積を誇っていた。 

昭和41年(1966年)の初め磐城地方の中心都市の平市(平・四倉地区))、炭鉱と歴史の内郷市(内郷・白水地区)、温泉と炭鉱の常磐市(湯本・湯長谷地区))、港湾都市の磐城市(小名浜・泉地区)、海浜と歴史の勿来市(勿来・植田地区)、と周辺五市が大合併して現在の「いわき市」が誕生している。

小生が「湯本」に在住したのは、小学校時代から成人になるまでで、住所としては石城郡湯本町、及び常磐市湯本地区の時代のみで、「いわき湯本」になってからの時代は既に首都圏に移住していた。
生まれたは満州国・奉天市(今の中国東北部・瀋陽)であるが、終戦後、引揚げてきて父の故郷である石城地方へ戻り、湯本町(現、いわき湯本)へ住み着いたのであった。
外地で生まれた訳は、親父が中国東北部・旧満州の「南満州鉄道」へ就職し赴任していたためで、小生は昭和14年に満州・奉天(今の中国・瀋陽)で出生している。

住居は、常磐線湯本駅から南の方向凡そ600mくらいで徒歩7〜8分、現在の湯本第一小学校の真下で、地名は関船町迎、品川白煉瓦の社宅であった。
親父が故郷へ戻ってきた際、知人の世話で品川白煉瓦へ就職を果たし、併せて、引揚者の我等家族も社宅へ入居することが出来たのであった。

尚、品川白煉瓦kkは、耐火レンガ、不定形耐火物の製造・販売をはじめ、築炉工事事業も展開している会社で、主力工場は岡山であるが、ここ湯本地区にも工場があって、しかも立地が湯本駅前という好条件であった。(現在はいわき市常磐岩ヶ岡に移転)
湯本駅から常磐線の引込み線を利用して、材料の搬入や製品の輸送を直接行っていたのである。
現在は、駅前右手の商店街になっている。 そして、品川白煉瓦は品川リフラクトリーズ株式会社と社名を変更している。


社宅は大正時代に建てられたといわれ、当時としては水洗トイレが完備しているモダンな建物で、周囲の人々を羨やましがられたらしい。
二棟続きの平屋の住宅が凡そ200棟位、同じ向きで並んでいて、中央に社員家族のための共同浴場があった。
浴場の二階は座敷の大広間で、各種集会や我等子供たちの勉強会、催し物などが行われたりして思いで深いところある。 当時の様子が、現在でも夢に出てくることがある。

浴場の半地下にはボイラーの燃焼室があって、そこは結構広いスペースがあり、冬の寒い時期などは子供たちのよい溜まり場兼遊び場となり、時には火の番をして石炭をくべたり、運んだりと適度にお手伝いもしたもんであった。 尤も、管理人のおじさんも鷹揚な人で、子供には特に優しかったようだ。

ただ、こんなことがあった。
親父が風呂は入りに行くと、帰りは冬の寒い時期でも脱いだ洋服を脇に抱えて、フンドシのまま帰宅するのが常であった。 
そして、同じ造りの建物が並んでいたため、時折、他所(よそ)の玄関へ入ってしまったり、はたまた、自宅を通過してしまって、お袋に「どこまでゆくの・・!!」と、咎められたりして、笑いの種を振りまいたりしていたのを記憶している。

品川社宅は、現在は旧住宅、及び浴場は取壊されて、鉄筋コンの集合住宅が2棟建つのみとなっている様子である。


次回、「少年期の温泉銭湯体験



【小生の主な旅のリンク集】

《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ   C・掲示板   FC2 H・P   gooブログ   yahooブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)  日本温泉紀行 

【日本の世界遺産紀行】
北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観   奥州・平泉

東北紀行2010内陸部    ハワイ旅行2007   沖縄旅行2008   東北紀行2010   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002


【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   八ヶ岳(1966年)   南ア・北岳(1969年)   南ア・仙丈ヶ岳(1976年)   南アルプス・鳳凰三山   北ア・槍−穂高(1968年)   谷川岳(1967年)   尾瀬紀行(1973年)   大菩薩峠紀行(1970年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   奥秩父・金峰山(1972年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   上高地・明神(2008年)

《山のエッセイ》
「山旅の記」   「山の歌」   「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」





posted by orimasa at 11:54| Comment(0) | 宮城、福島県 | 更新情報をチェックする